67.津口番所跡

志布志湊は志布志湾に注ぐ前川河口にあった港で、古くは平安時代に島津庄の水門として栄えたといわれます。室町時代以降も国内外航路の要衝であり、戦国時代の中国の書物に主要な港のひとつとして登場する国際港でした。 江戸時代には琉球、そして大坂への中継地として、大隅半島方面の蔵米の集積地として栄え、これを監視する津口番所が置かれました。この港のにぎわいを受けて津口番所から西に向に伸びるかたちで志布志千軒町と呼ばれる野町(商業地)が発展しました。

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