湯之尾

中世菱刈氏の治める地であり、戦国時代、菱刈氏によって湯之尾城(水天ヶ城)が築かれたと思われます。永禄10(1567)年11月、島津貴久・島津義久の軍が栗野から湯之尾に至り、馬越城が総攻撃を受け攻略されると湯之尾城も放棄されました。以後湯之尾城には島津氏が家来を配し、江戸時代は直轄地となりました。 川内川中に温泉が湧出しこの地域唯一の温泉としてにぎわいました。 明治2(1869)年に、湯之尾郷と馬越郷が合わさり菱刈郷となりました。