横川

横川にある横川城は承久年間(1219-1222)より横川氏が居城していました。室町時代には菱刈氏、北原氏、島津豊州家とその支配が移り文明18(1486)年には島津本宗家の直轄領になりました。大永6(1526)年には樺山善久が治めています。樺山氏は島津氏第4代忠宗の子孫で善久は島津忠良の娘を妻にしています。樺山氏がこの地を離れると再び北原氏がこの地を押さえましたが、島津貴久が永禄5(1562)年に攻めおとし、菱刈氏に与えられましたが、菱刈氏は永禄10(1567)年に背いたため島津氏がこれを討ちました。その後は島津家久が地頭であった時期もあります。 江戸時代は直轄地でした。大口筋の中継点にあたる場所で、地頭仮屋は中之村におかれ、周辺に麓と野町がありました。

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