花岡
花岡郷は、一所持花岡島津家の私領地です。享保9(1724)年、島津家22代当主・継豊の時、20代当主綱貴の子・久儔に、もともと大姶良郷のうちであった木谷村と野里村(のち白水村)の一部が分けられるなどして成立した郷になります。領主仮屋は鶴羽(鶴羽小学校跡)におかれ、周辺に麓がつくられました。 真如院が花岡島津家の菩提寺で、現在は花岡島津氏歴代墓地として歴代の墓石が並んでいます。 また鹿児島城下では、現天神ぴらもーる、現天文館本通り(鹿児島銀行から天文館交差点)、現電車通り(天文館交差点から文化通り交差点)、文化通り交差点から南国タクシーを結ぶ広大な敷地が花岡島津家の屋敷地でした。