19.旧税所邸住宅

税所家の祖・税所清兵衛尉篤元は慶長4(1599)年出水外城の成立時に加世田(現南さつま市)より移っています。元和6(1620)年の「薩州出水衆中軍役高帳」によれば加世田からは税所氏を含め3人が移っており、税所祖の高は三一石です。御仮屋から近い屋敷地であることからも理解できますが、代々郷士年寄(曖:あつかい)や横目を勤める家柄でした。 税所邸の主屋の特徴としては、客人を迎える表玄関の大きさや、雨天時の弓の稽古場、屋根裏部屋があることなどです。出水麓では最古の武家屋敷とされています。

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