77.知覧麓のメインストリート

知覧麓庭園がその両側に建ち並ぶ通りで本馬場と呼ばれます。各家々の石垣と庭の大刈込が通り側から見ると統一された美しさがあります。且つ、ゆるやかな曲がりやかぎ型に曲げられた箇所があるなど見通しがきかないように麓らしい防衛上の町割りが設えられています。また通りに交わる小路は十字路ではなく丁字形になっているのも同じ理由です。 石敢當は旧薩摩藩領に見られる風習で、悪いものが直進し屋敷の中に入らないように丁字形に交わる通りの突き当り、屋敷の外側に置かれた石のことです。

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