5.鹿児島城本丸跡

鹿児島城の中核

鹿児島城は山城部分を本丸と称した時期も長かったが、機能的には平城部分に本丸が置かれていた。本丸にあった建物は木造平屋箱棟で、公式行事を行う部屋のほかに能舞台や庭、藩主が日常を過ごし政務を執る場所であった。 廃藩置県により、藩主忠義は鹿児島城本丸を去り、明治6年本丸は消失する。その直前幕末に金山奉行等を勤めた成尾常矩はこれを嘆いて城周辺の見取図と本丸内間取図を作成した。同図は明治十年の西南戦争で焼損したが、翌年複製したものが伝わり、鹿児島城の研究に欠かせない史料となっている。

お問い合わせ先 鹿児島市文化財課099-227-1962
観光ガイド かごしまぶらりまち歩き099-208-4701

麓のページへ